予言者と呼ばれる老女のいる人里離れた施設で、九人の来訪者が「二日で四人死ぬ」という予言に直面する。『屍人荘の殺人』に続くシリーズ第2作の本格ミステリ。
『魔眼の匣の殺人』はどんな小説?
『魔眼の匣の殺人』は、今村昌弘による長編本格ミステリで、『屍人荘の殺人』に続く剣崎比留子シリーズの第2作です。葉村譲と剣崎比留子らは、人里離れた施設「魔眼の匣」を訪れます。そこには予言者として恐れられる老女が住み、来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げます。
外界へつながる唯一の橋が使えなくなり、来訪者たちは孤立した環境に置かれます。予言は何を意味するのか、誰が何を知っているのか、そして閉じ込められた人々の中で何が起きているのかを追う、緊張感の高いクローズドサークル型ミステリです。
通常のミステリでは事件が起きてから真相を追いますが、本作では「これから何人が死ぬ」という言葉が最初に提示されます。読者は予言の真偽だけでなく、予言がどのように事件へ関係するのかを考えながら読み進めることになります。
外部と簡単に行き来できない環境では、登場人物の行動や証言の意味が大きく変わります。誰を信頼するか、限られた情報をどう判断するかという人間関係の緊張が、推理の面白さを支えています。
第1作で登場した葉村譲と剣崎比留子が再び中心となるため、前作を読んでいると人物の距離感や役割をより楽しめます。一方で、個別の事件としても読めるように書かれているため、設定を確認しながら読むこともできます。
予告された事件をどう防ぐか、あるいはどう読み解くかという構成が好きな人、閉鎖環境での心理戦を読みたい人、『屍人荘の殺人』の続きを読みたい人に向いています。
本作はシリーズ第2作です。第1作の人物や設定に触れる部分があるため、可能であれば『屍人荘の殺人』を先に読む方が自然に入れます。事件の進行や予言の意味に関する情報は、事前に避けて読むのがおすすめです。
『魔眼の匣の殺人』は、予言という不確かな情報を起点にしながら、閉ざされた環境で起きる事件を論理的に追わせる本格ミステリです。前作とは異なる舞台設定の中で、シリーズの魅力を続けて味わえます。
このitemは、2019年に東京創元社から刊行されたB6判単行本版を基準にしています。著者・出版社・ISBN13・判型・書影URLを同じ紙書籍版で対応させています。文庫版や電子版を購入する場合は、版型と書誌情報を確認してください。
予言が先に置かれることで、事件を「起きた後に解く」だけでなく「何が起きるのかを読む」面白さが生まれる第2作。前作の直後に読むと人物関係もより楽しめます。
2019年刊の東京創元社・B6判単行本版です。ISBN13は9784488027964です。
本作は剣崎比留子シリーズの第2作です。個別の事件として読めますが、人物関係を自然に楽しむには『屍人荘の殺人』から読むのがおすすめです。
人里離れた施設で告げられた死の予言を起点に、孤立した来訪者たちを巡る事件を追う長編本格ミステリです。
種別: publisher_database / 確認日: 2026-07-03 / 著者・出版社・ISBN13・B6判・書店発売日・内容紹介・書影掲載を照合
種別: database / 確認日: 2026-07-03 / ISBN13・出版社・判型・書誌情報の確認先
種別: official / 確認日: 2026-07-03 / 出版社の公式情報